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ぱりぽりと小気味よい音をさせながらそれを次から次へと消し去っていた男が、一枚の手紙を斜め読みして言った。
（ヤル気ナッスィング） |
| そして黒い森の入り口に、静かな睨みをきかせてその屋敷は建っているのだ。 （お屋敷はこんなかんじです。そりゃ掃除なんてゲンナリする広さ） |
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パルティータは眉を寄せて彼の視線の先を見やった。 （すでに、まっとうなものを手に取りそうに無い雰囲気はかもしだしている） |
| 「そこのふたりっ！ 背の高い黒男！……お前よお前！ 気味悪い化粧したお前！ そう、お前のこと」
（悪を成敗！ シルバーレンジャー参上！） |
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「女王陛下からお手紙がきてね、腕利きのクルースニクが一匹くるって」
「へぇ」 （え？ これが？ 的な空気） |
| 「私とあなたで、どうあのイカレた女に対抗するわけ」
（意外と強いッス。横の人） |
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「私もそれは少し困ると思う」 『…………』 （この男はこの登場の仕方を狙っていた。絶対） |
| 美しく冷酷な刃物の光が、無数の金色に輝く。 （きれいな夕焼け） |
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「暗黒都市がいつまでも優雅にしていられると思わないことね。ローマは幾重にも網をめぐらせて──」
（素晴らしい馬体） |
| しなやかで綺麗ではあるけれどいかんせんどこかお高くとまっている猫が、椅子の上にちょこんと現れる。 （こんなん出ました！ 飼いたい人挙手！） |
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